令和5年6月定例会「広報の多言語対応」「特色ある公園づくり」を質問!

多文化共生に向けた一つとして、「日本語も大切やけど、母国語も大切にせなあかんよね」という想いがあります。外国にルーツを持つ子どもや日本語が読めない親にとっても市政の情報がわかるようにしていくことはやはり大切ではないでしょうか。
公園においても、同じような世代や世帯が集まることで会話がしやすく、交流が生まれそれが気づきや成長につながり、そして私たち市民の幸せにつながるのではないでしょうか。 本市の公園新時代に向けて、今回の質問においても思いを本音で交わし、真摯な議論を行ってまいりました。

目次

広報における多言語対応について

1.本市のホームページが多言語対応になった時期と背景について
2.本市の広報誌(みらいふ)の多言語対応の考えについて
3.本市における広報誌の役割について

質問内容

出入国在留管理庁のデータによると、令和4年末の全国の在留外国人数は307万5,213人(前年末比31万4,578人増)となり過去最高を更新し、初めて300万人を超えました。また、令和5年3月の川西市人権啓発ビラによると、私たちのまち川西市でも、2021年12月 末で1,442人の外国人の方がお住まいで、私たち市民の約1%が外国人の方です。韓国や中国 をはじめ、ベトナムやアメリカ、インドネシア、ネパール、フィリピンなどの国々の方が住んでおり、市内の学校にも外国人の児童や外国にルーツを持つ子どもたちが通っています。

本市においては、平成30年6月より川西、猪名川、宝塚からの119番を受け付ける消防指令センターが多言語に対応しました。また、本市のホームページではGoogle自動翻訳サービスを利用して、多言語に対応できています。このように、言語、文化、宗教、生活習慣等の違いのある外国の方と共生していくこと、またその環境づくりが今後も重要であると考えます。多様な違いのある方が本市を選び、本市に住んでいただくことや本市で働いていただくことは、私たちにとって様々な違いが不自由さを生むのではなく豊かさを生み出すことができる機会だと捉え、本市の「今を伝える」広報誌を多言語化できないか、本市の考えを伺いました。

市の答弁としては、今後、市ホームページと同様にインターネット環境により、多言語を母国語として使用されている方へ情報を届けるシステムの導入の可否について検討していくとのことです。また、作ったシステムを外国人の方にどのように知っていただくかが課題とのことでしたので、私からは、カード型で災害時はどのように行動するか書かれたものがあるので周知ツールとして活用できないか提案しました。

特色ある公園づくりについて

1.特色ある公園のルールづくりをどのようにして、本市で展開していくのかについて
2.公園内に「できる項目」を明示する考えについて
3.特色ある遊具の設置要望への対応について

質問内容

道路や河川、上下水道などの施設は、その整備目的や効果が当初からある程度固まっているものが多いのに対して、公園緑地の効用・効果は、時代とともに変遷する特殊な公共施設と言えます。公園という公共施設は、子育て世帯にとって人と人とのふれあいの場であり、遊びの場であり、体を動かし鍛える場でもあります。また、親子や友だちとのふれあいで育まれる心の成長など、子どもにとって大変重要な役割があると考えます。それ以外にも、災害時の避難スペース、若者がイベントを実施するためのスペース、散歩中にホッとできるスペースなど市の設置目的」と「市民の協働」の両立が今後の持続可能なまちづくりには重要であると考えます。

本市においては、特色ある公園づくりの取り組みが令和5年度においても予算化されており、公園や緑地などをより効果的・効率的に利活用するため、大和地区においてアドバイザーを交えて「地域主体の特色ある公園づくり」に向けてワークショップが実施されています。 「○○ができない公園から○○ができる公園へ」市民に任せられるところは任せていこうという地域主体の公園づくりに大きく期待するところです。本市の特色ある公園のルールづくりについて、今後の進め方を伺いました。

市の答弁としては、まずは自治会やコミュニティ協議会等の代表の方が集まる機会を活用し、事業説明や事業への協力依頼をさせていただく。その上で取り組み意欲のある地域から順次取り組みを開始し、その中で必要に応じてワークショップなどの活動を支援していく。一方で、特色ある公園づくりのアプローチは幅広く、規模も大小様々ある。例えば、地域内の複数ある公園をマネジメントするケースと単純に一つの公園のルールを変えたいケースが想定され、それぞれによって取り組みのスピード感が違う。また、子供たちや保護者など個人の方からの思いも受け止められる柔軟な仕組みを検討している。現在、市で上記の内容を織り込んだ「ハンドブック」を作成しており、広報みらいふやホームページで事業の概要を掲載予定とのことです。

私からは、この特色ある公園づくりが全市で広がると、より魅力のある川西市になると考えているがルールづくりだけではなく、マナーの向上も同時にやっていかなければならない。特色ある公園づくりを通じた「人づくり」が必要で、ルールマナーブックのようなものが必要だと考える。また、現地での明示も重要であり、例えば「ピクトグラム」を使って、「できる項目」を全市共通してわかりやすく明示することについて提案しました。

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