中心市街地は、商業・オフィス・居住などの都市機能が集積し、長い歴史の中で文化や伝統を育んできた「まちの顔」とも言うべきエリアです。本市の中心市街地を活性化させることは、本市の魅力を高めることに直結します。市議会の特別委員会で調査した内容を踏まえ、計画していた5年が経とうとしている本市の第3期中心市街地活性化基本計画の取り組み状況や進捗、課題の整理を行いながら、「滞在快適性を向上させる考え」「ペデストリアンデッキに人工芝を整備する考え」「こども・若者の声が反映される考え」について質問しました。
また、本市の第2次川西市健幸まちづくり計画の「歯と口の健康づくりの施策」において乳幼児歯科健診や学校歯科健診が実施されていますが、「むし歯」においては乳歯のむし歯と永久歯のむし歯に関連性が認められており、こどものむし歯予防が将来の歯の健康において大変重要であるとの認識のもと「フッ化物洗口法の考え」について質問しました。
中心市街地の活性化について
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1.中心市街地の活性化について
(1)目標達成状況の見込みと課題について
(2)回遊性も大事だが、滞在快適性を向上させる考えについて
(3)ペデストリアンデッキに人工芝を整備する考えについて
(4)第4期中心市街地活性化基本計画の策定に際し、こども・若者の声が反映される考えについて
【市の答弁】
第3期計画では4つの目標指標を設定しており、達成見込みは「新規出店数」のみ。「歩行者・自転車通行量」「居住人口の社会増」「新規企業者数」は令和6年度末では未達成の見込みであり、計画期間を1年延長することで目標指標の達成に向けて事業を進めていく。市内のプレーヤーが大事であり、このプレーヤーをどう見出して、どう一緒に育てていくのか、その仕掛けをできるだけ進めていきたい。
滞在快適性の向上は回遊性の向上にも寄与すると考えている。川西能勢口駅前とキセラ川西という2つの拠点を活用し、来街者や居住人口を増やす施策を展開する。次期計画でもこれらのエリアの魅力を高める方向性を持って進めていく。
人工芝の整備は、にぎわい創出やくつろぎの場の提供に貢献するものと認識しているが、耐久性や雨水による影響などの構造的課題もある。人工芝の整備も視野に入れたペデストリアンデッキの在り方や将来像を検討していく。
第4期計画では、子育て・にぎわいの拠点として旧文化会館や川西警察署前の市有地の活用を主要事業と位置付け、アンケート調査では10代から30代の意見も取り入れ事業を進めている。また、タウンミーティングでは高校生に向けた取り組みはないのか、という意見も寄せられた。若者や高校生からの意見を集め、当事者として町をどうするかを考えるプラットフォームを作ることが重要であり、意見は参考にさせていただきたい。
【川北の考え】
川西能勢口駅を中心として、藤ノ木さんかく広場までの道やみつなかホールまでの道、これら目的地が持つ特性に応じて、そこまでの動線を整備し、点であるところから面であるエリアに広げていくことが、滞在快適性の向上につながると考えます。
まちへの愛着というのは、ワクワクするような「まちを遊ぶ」というようなことを計画策定時からこども達と関わること、特に市内の中学生や高校生と関わって策定していくことが持続可能性のある取り組みにつながるのではないでしょうか。
駅前のペデストリアンデッキは道路でありながら規制緩和を行い、中心市街地活性化協議会が主体的ににぎわいづくりに取り組まれています。ペデストリアンデッキに人工芝を整備することや街灯の色味を変えて普段から居心地が良い空間に整備していくこと、まちの活性化に寄与しているプレーヤーを支えるような環境整備を実施していくことが、より魅力のある川西市につながっていくと考えます。
歯の健康づくりについて

2.歯の健康づくりについて
(1)4歳児や5歳児、小学校でのむし歯罹患率、推移について
(2)こどものむし歯予防の取り組みについて
(3)学校でのフッ化物洗口法における本市の認識と課題について
【市の答弁】
市立学校園所での歯科検診結果によると、令和6年度のむし歯罹患率は4歳児では10.9%、5歳児では19.3%、小学校では26.9%。文部科学省発行の令和5年度学校保健統計調査の結果における小学校のむし歯の割合は34.8%であり、本市は小学校において全国平均を下回っている。
本市では昭和55年から予防歯科センターを設置以来、川西市歯科医師会とともに、歯と口の健康づくりに取り組んできた。乳幼児歯科健診や歯科保健指導により、乳歯から永久歯への健全な口腔の育成のための情報提供やかかりつけ歯科医を持つことを推進している。
学校におけるフッ化物洗口は、薬剤の管理や洗口液の調整、保護者及びこどもへの十分な理解と同意が得られた上で、適切な方法で実施する必要がある。現段階では、洗口液の管理や安全な洗口の実施が課題であり、実施については考えていない。
また、フッ化物洗口の家庭応用は、誤飲などの注意が必要だが、高濃度のフッ化物を含む歯磨き粉やジェルを活用しながら、それぞれの家庭での状況に応じたむし歯予防方法を実践していただくことが大切。
【川北の考え】
学校保健ポータルサイトによると、日本のこどものむし歯は過去最小とあります。
昭和50年代が90%超えからみると大きく改善されていますが、本市でもまだ20%〜30%です。乳歯から永久歯に生え替わる時期、生えたての永久歯はむし歯になりやすく、また、5歳〜12歳頃までは乳歯と永久歯が混在して、グラグラした歯や生えかけの歯があるために、隅々までの歯みがきが難しい状態にあります。
また、発達障害等のこどもの特性として、歯みがき等の口の手入れを自分では十分にできないことがあり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
フッ素については、様々な考え方があることからも、保護者への丁寧な説明や有識者との議論を進めていくことが必要ではありますが、従来からの歯磨きに加えてフッ化物洗口を行うことで、本市の全てのこどもたちにとって、むし歯予防だけでなく歯の健康について考える機会を設けることができ、積み重ねた経験が8020のみだけでなく、将来の健康に向けて自分自身で取り組むことへの第一歩となるのではないでしようか。
フッ化物洗口について有害性を訴える反対意見もあると伺っていますが、「あらゆるものは毒であり、毒なきものなど存在しない。あるものを無毒とするのは、その服用量のみによって」でありますから、理解活動もしつつ、こどもの歯を守る取り組みは必要だと考えます。